【コラム】Vol.01 猫さんに好かれたい<屋内編> / 猫さんに関するあれやこれや
Vol.01 猫さんに好かれたい<屋内編>
はじめまして!猫とも新聞です。
猫とも新聞は、猫さんの情報を満載して、毎月、ご自宅にお届けする宅配型の月刊誌。このたび、necoseka WEBでも猫さんに関するあれやこれやをお届けすることになりました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
記念すべき第一回目は、猫好きさんだったらみんなが知りたい「猫さんにモテる方法」。初対面の猫さんとも仲良くなりた~い。そんなあなたに、猫さんに嫌われる行動と好かれる行動、初対面猫さんへのご挨拶をご紹介します!!
猫さんに嫌われる行動
猫さんは自由にして繊細な生き物ですから、自由を束縛されることや不快なことが大キライ。当然、好かれるタイプは、その逆です。まずは「キライ」の総ざらいから始めましょう。
× 騒がしいのはキライ
音を立ててどたどた走り回る、甲高い声で叫ぶ、突然の大音量。これらは、猫さんの嫌うもの。つまり、猫さんを発見した途端、「可愛~~~~~~~っ」と突然大きな声を上げながら、もう突進で向かってくる人はノーサンキューなのです。
× 不自由なのはキライ
自由を愛する猫さんは、強制されたり、四肢の自由を奪われることを断固拒否します。羽交い締めにしてギュッと抱きしめたり、おもちゃにしたり、むりやり手を捕まれてポーズを取らされたり。そんな行為をする輩は、猫キックを炸裂されます。
× 眩しいのはキライ
猫さんは網膜の感度がとても良いので、突然の眩しい光を嫌います。写真を撮ろうとしてフラッシュを焚くと、網膜に火傷をおって網膜光障害になることも。失明することもあるので絶対にフラッシュは使わないでくださいね。
× 目が合うのはキライ
猫さん同士で目が合うというのは、喧嘩の合図。目を合わせるということは敵意の表現なのです。よく知らないうちから猫さんの目をじっと見つめるなんて、失礼千万でございますよ。
× クサイのはキライ
柑橘系やタバコのニオイがキライなのはよく知られているトコロ。もっとも、世の中にはミカン好きの猫さんなんてのもいて、慣れれば平気みたいですが。猫カフェに行くとき、キツイ香水などつけていくと、決してモテることはありません。
猫さんに好かれるタイプ
猫さんが嫌いなことの反対が好きなことです。具体的にみてみましょう。
○ 穏やかなのが好き
静かな話し声や穏やかな雰囲気、遊んでほしくないときはそっとしておいてくれる心遣い。猫さんは、ゆったりと和める時間が大好きなのです。まったりとした時間を一緒に楽しんであげてくださいね。
○ やさしくされるの好き
まったりタイムには、そぉっと背中を撫でてもらったり、構ってほしいときはじっくり遊んでくれたり。猫さんは優しくされるのが大好きです。「可愛いね」「いい子だね」と褒めてあげると、どんどん可愛くなっていくのも心憎いところ。日本語がわかってるとしか思えません。
○ 気持ちいいの好き
マッサージやコーミングも大好きです。一緒に暮らしていて、身体を触らせてくれる猫さんだったら、こまめにスキンシップ♪コーミングの最中に気持ちよくなってよだれを垂らす仔も。「もっともっと」とねだられるままにブラシを掛けていたら、背中が剥げた仔もいるので、そこは要注意です。
○ ご飯くれる人<遊んでくれる人
ご飯をくれる人は、もちろん、大好き。けれど、ご飯をあげる係とだっこする係が別に存在することも。「ご飯をあげている私より家族の方に懐く」とご不満の方も多いのでは?あるペットシッターさんは、ご飯をくれる人より遊んでくれる人の方が好きみたい」と言っていました。
○ あぐら大好き
縁側でおばあちゃんの膝に乗る猫さん、というイメージは昔からありますが、実際は、きちんと正座しているよりも、あぐらをかいている方が猫さんが乗ってきます。安定感がいいのでしょうね。
初対面の猫さんとご対面!! そのルール&マナー
よそのお宅に伺ったときや猫カフェで、初対面の猫さんとお会いするとき、どうしたらいいのでしょう。巻頭でお話ししたとおり、大声や猛ダッシュは禁物。両手を広げて「猫さ~~~~~~~~~~~~~ん」と抱きついていくなどもってのほかです。
自主性に任せる
人懐こいワンコさんなら、声を掛けてあげると、一目散にこちらに向かってきて全力で歓迎してくれますが、猫さんは基本、警戒心が強くて繊細な方々。初めての人といきなりハグするような積極性はありません。人懐こい仔でも、そっと脚に鼻をすりつけに来てくれるくらい。
こちらもあまり大声を出さず、そばに寄ってくるのを待つのが基本です。静かにしていて、猫さんが「怖い人じゃないかも」と判断したら、そばに来てくれますので、まずは猫さんの自主性に任せましょう。
ご挨拶の方法
名前がわかっているようであれば、「○○ちゃん」と呼んでみましょう。しゃがんで、身体を猫ちゃんに対して斜めに向けて、手をグーにして差し出すという流れがよいかもしれません。そしてそばに寄って来てグーにした手にこつんと頭をすりつけて挨拶してくれたらナデナデしてOKです。
基本姿勢
- 上から見下ろさないようにしゃがむ
- 身体は、猫さんに対して斜めに開く
- 目線は合わせない
- 掌をグーにしてそっと差し出す
猫さん同士は鼻と鼻をこすり合わせて挨拶をします。もし猫さんがアナタに心を許したなら、グーにした手に鼻をコツンこすりつけてご挨拶してくれるます。ナデナデは、猫さんからのご挨拶を待ってから。グーにした手は、猫さんの目線の上からぬっと突き出すのではなく、下からそっと差し出してくださいね。
グーではなく、人差し指を一本差し出すのも、猫さんの気を惹くのに有効です。
目が合っちゃったら
猫さんは、人と目が合うのを嫌います。もちろん、慣れてしまえば、アイコンタクトができるようになるのですが、初対面で目が合うと、敵意と取られてしまいます。
猫さんとバチンと目が合ってしまったときは、目をそらすのが基本ですが、目をぱちぱちとしばたたかせるのも方法です。
正しい抱き方:初歩の初歩
猫さんは急にがばっと抱かれるのを嫌がります。後ろからそっと抱っこしましょう。まずは、片手を脇の下に入れて包むように上半身を抱えます。次に、反対側の手に猫さんを乗せるような感じで下半身を支えます。猫さんが安定する形で抱っこしましょうね。
猫さん目線の愛情がモテの秘訣
猫さんにモテるには、猫さんの立ち位置で敬意を込めて接することです。猫さん目線の気配りが、あなたを猫モテマスターへと導くでしょう。グッドラック!
記事協力 / 猫とも新聞
2019年5月22日更新