【コラム】Vol.30 猫さんの寝姿
Vol.30 猫さんの寝姿
桜の花がちらほらとほころび始めています。春ですね。ひだまりで猫さんがうつらうつらする光景がこ戻ってきました。
猫さんは「寝る仔と書いてネコ」なんていわれるほど、よく寝る生き物。猫さんがまどろんでいる姿は、見ているだけで幸せになります。
けれど、時には、思わず「あんまりだ…」とあきれるような格好で眠りこけていることもありますよね。
そこで、今月は、猫さんのあられもない寝姿12パターンをご紹介しましょう。2015年11月号(通巻65号)の巻頭特集を加筆・抜粋してお届けいたします。
あぶない寝
本人は、ぐっすり眠って気持ちよさそうだから良いんですが、大丈夫なんでしょうか?見ている方はハラハラものです。といいつつ、ついつい写真を撮ってしまうんですけどね。
ごめん寝
いわゆる「香箱」を作ったまま眠ってしまい、まぶしさをしのぐためか、鼻先を温めるためか、顔を覆うようにして眠る様が、誤っているように見えるのでこの名が付きました。「すまん寝」とも。
土下座
「ごめん」では謝罪が足りないと、土下座になります。「頼むから起こさないで。捨ておいてくだされ~」。
へそ天
おへそ(・・)を天(・)に向けているから「へそ天」。こんな状態で寝ていると、いざというときに機敏に反応できません。お腹を見せて眠っているのは、安心しきっている幸せの証です。
ゆうれい
へそ天変化形その1。手を胸元でだらんとさせたカタチです。
まっすぐ
へそ天変化形その2。両手をピンと上に挙げる万歳バージョンと手、カラダに沿わせた気を付けバージョンがあります。
シンクロ
同じ寝姿勢になるのは、仲良しの証拠?こんな寝姿を見られるのは、多頭飼育ならではの喜びです。
じゃまだ寝
わざとなのか、それとも天然なのか。絶妙にジャマなところで寝るのは、猫さんの得意とするところです。
猫枕
じゃまだ寝も極まると、他の仔を枕にし始めます。下の仔は苦しくないのでしょうか。
太陰太極図
お互いをお互いの枕にすると、まるで陰陽道のマークみたいになります。幸せそうです。
アンモニャイト
これからの季節、よく見られるようになります。またの名をニャルマジロといいます。
つらく寝
猫さんはカラダが実に柔らかい。柔らかいのを承知の上で、尋ねたくなるのです。「その寝方、つらくね?」。本人が幸せならば、なにも口を出すことではないのですが…。
記事協力 / 猫とも新聞
2022年3月22日更新