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【コラム】Vol.46　2月22日は『猫の日』です。なぜ？ナゼ？ど～して？

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Vol.46　2月22日は『猫の日』です。なぜ？ナゼ？ど～して？

ことしもいよいよ、２月22日、にゃん・にゃん・にゃんで猫の日がやってきます。
あたりまえのように百貨店催事が行われ、ＳＮＳでは、猫好きで知られる台湾の総統・蔡英文さんまで「猫の日おめでとう」とツイッター（当時）でメッセージを投稿するほど、猫好きにとっては一大イベント。でも、落ち着いて。よ～く考えて。なんで、この日が猫の日で、いつからだれが始めたの？今月は、2024年2月号（通巻164号）を加筆訂正して、改めて『猫の日』を考えます。

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「猫の日」の歴史を振り返る

日本における猫の日は、愛猫家の学者・文化人が構成する「猫の日制定委員会」がペットフード工業会（現：一般社団法人ペットフード協会）の協力のもと、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で１９８７年に制定したとされています。今から34年前。ヘンシューチョーはまだ学生でした。
この年、猫の日実行委員会は、２月22日に「猫の日フェスティバル」を開催、以降、この日を「猫の日」とすることにしたのです。
とはいえ、「猫の日」が一般化するのは、もう少し後のことだと、編集部は認識しています。だいたい２０００年前後が目安でしょうか。百貨店で、猫関係の催事があちこちで開かれるようになりました。
東京・神楽坂「ねこの郵便局という名前のお店」の福本高明さんに確認したところ、彼がわちふぃーるどと組んで、小さなギャラリーでイベントを開催したのが２０００年か２００１年頃。「〝ニャー〟が重なる２００２年を目指してアートキャンプを準備していましたから、間違いないと思います」。
福本さんが、今はなきプランタン銀座（現マロニエゲート）の「ねこ展」に参加したのが30年ほど前からで、そのとき既に回を重ねていたといいますから、プランタンの「ねこ展」は、猫の日制定すぐに始められたものと思われます。最終回は、約70名の作家と40を超えるショップが参加し、猫モチーフの文房具やインテリア雑貨、食器、イラスト、アクセサリー、フィギュア、ファッション雑貨などさまざまな猫グッズが大集結しました。
やがて、猫催事は乱立し、お客様もあちこちへ出かけなければならず、しかも、どこへ行っても同じ作家さんが出展しているという状態で、疲弊していくという状況がみられました。
高円寺「猫の額」の木村愼一さんが「猫の日は猫を思う日にしたい」と提唱したのもこのころです。
もちろん、猫催事は素敵で楽しい。最近では、催事も、グッズ系、クラフト系、アート系と別れるようになった印象です。
今年の「猫の日」も、イベントを楽しみながら、猫さんの幸せを願う一日といたしましょう。