あれやこれや / 猫とも新聞

【コラム】Vol.41 芸術の秋〜美術館・ギャラリーへ行こう〜前編

猫に関するあれやこれや

Vol.41 芸術の秋〜美術館・ギャラリーへ行こう〜前編

写真の猫さんは、世界三大美術館のひとつ・エルミタージュ美術館に暮らす猫さん。　季節は秋。芸術の季節です。私たちも文化的な猫さんにあやかって、美術館やギャラリーへ出かけませんか。ギャラリーでしたら、入場は無料。ちょっと敷居が高いかなと思われるかも知れませんが、猫ギャラリーにいるのは、ギャラリーオーナーも作家さんも猫好きばかり。芸術論より猫談義に花が咲きがちです。むずかしくかまえずにふらりとお出かけください。
今月は、2019年10月号（通巻112号）の巻頭特集から抜粋して、猫の作品を扱うギャラリー・美術館へご案内します。

猫のギャラリー総まくり

● ギャラリー猫町

猫の街・谷中に佇む老舗猫画廊

２０００年オープンという老舗中の老舗。谷中の路地裏の外階段を上ると姿を現す、レトロな建物は、まさに昭和の佇まいです。
作家さんがほぼほぼ在廊しているので、作品を観ながら制作秘話を伺ったり、猫談義に花を咲かせたり…。目の肥えたお客様が多いので、その方と作家さんの話を聞いているだけでも〝ふむふむ〟となります。敷居、じゃなくて、階段は高いですが、猫好き・猫アート好きなら一度は訪れておきたいギャラリーさんです。

東京都台東区谷中2-6-24
TEL：03-5815-2293
OPEN：木・金・土・日　11:00～18:00
http://gallery.necomachi.com/

● 猫雑貨＆猫ギャラリー猫の額

今年9月で20周年!!

高円寺・北中通り商店街の中程にある「猫の額」さんは、小さな店内にぎっしりと作家さんの一点モノというお宝が詰めこまれていて、宝探しみたいに猫アートを探せるお店。入り口すぐのギャラリースペースは、２週間ごとに展示が入れ替わります。
道路に面した路面店ですし、雑貨店感覚で入店できるので、〝画廊はちょっと敷居が高くて…〟という初心者さんにも入りやすいでしょう。店長の木村さんは、尋常じゃない猫知識を蓄えているので、猫さんのことを相談するのも吉。

東京都杉並区高円寺北3-5-17
TEL&FAX：03-5373-0987
営業時間：12:00～20:00（木曜定休）
http://www6.speednet.ne.jp/~nekojarasi

● ギャラリー＆ショップねこの引出し

店主の〝好き〟が詰まった美的空間

画廊オーナーである工藤さんのお好みは、気高くて美しく、心地よい猫の作品。そんな工藤さんの〝好き〟が詰まったギャラリーです。店内は、ギャラリースペースとショップスペースに分かれていて、ギャラリーは立法に近い形。だから「全体が一度に見渡せるので、大きな作品を飾るのにふさわしい作りなんです」と作家の中島祥子さんが教えてくれました。
きれいなモノ・美しいモノがお好きなアナタにオススメしたい宝石箱みたいなギャラリーです。

東京都中央区東日本橋2-12-2
TEL：03-3862-2280
営業時間：12:00～18:00（水・木休・祝祭日は営業）
FB：https://www.facebook.com/nekonohikidashi

● ギャラリーメゾンドネコ

路地裏の二階の隠れ家画廊

都会の喧噪かまびすしい京橋・中央通りから一本入った細い道を、さらに曲がった狭い路地の中程にあるレトロな扉をくぐり、階段を上がったところにある、まさに隠れ家的なギャラリー。オーナーの平さんが猫の後をついていったら、この建物に出会ったという実話を持った不思議な空間です。
アート志向の高い展示が多く、たまに〝猫〟でないときもありますので、弊誌のお出かけ情報をきちんとチェックしてからお出かけくださいね。